貴女のキレイの軸を創る
セクシャルセラピストの小島慶子です。
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今回はセルフプレジャーを勧める理由を書くにあたり、
なぜ私がそれをを勧めているのか、
と言う経緯をお話しする必要があると感じましたので
少しばかし、私の昔話にお付き合いくださいませ。
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私、5歳からセルフプレジャーしていたので
(初めてはペイズリー)←クリック
自分のどこが快感を得るのか知っていました。
初めて彼ができ、性交する時
どこが気持ち良いなど恥ずかしくて伝えられなかったのですが、
ある程度年を重ねると
伝えられるようになりました。
彼との性交の時、
女性の多くが感じる機関の陰核(クリトリス)を
私の苦手な方向から触られた時に
『こっちから触って欲しい』と伝えると
『自分、変わってるな。
そこ気持ち良いって言う人いないで』
と言われたんです。
その時に、
自分の性感帯は人と違って変なんだ
って思ったんです。
※この彼と性交する際、
おりものの臭いが急激に臭くなりました
カラダが教えてくれたこと←クリック
◆自分がどう思うかより彼にどう思われるか
新たにお付き合いした彼との性交は
付き合いたての頃は良かったのですが
月日が経つに連れ、
彼が思う反応を私がしないと
浮気を疑われ、機嫌が悪くなられることが多くなりました。
それは性交だけではなく、
日常にも及びました。
(浮気疑う、機嫌悪くなる)
次第に私は、
性交の時には気持ちよくない、そして痛いことでも
感じたふりをするようになり、
日常では相手の喜ぶように振る舞い始めたんです。
疑われることのしんどさよりも
相手の機嫌をとる楽さを取ったのです。
これが自分に蓋をするきっかけになるとは
思ってもみませんでした。
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◆色のない世界
ずっと気が休まることがなかった。
彼に嫌われるのが嫌だったのか、
彼の周りの人に悪者扱いされるのが嫌だったのか。
どちらもだったとは思うのですが、
彼の機嫌を取れば取るほど
どんどん私への要求が高くなっていきました。
私の言動にチェックが入るので
(SNSチェックもね)
彼と一緒にいない時でも
彼の顔色を伺いながら、
自分の本当の気持ちを殺しながら蓋をして過ごすようになりました。
判断基準は常に『彼がどう思うか』で、
そこに私は登場しなかった。
自分の気持ちだけでは何も決められないようになっていました。
日常生活においても
性生活においても。
彼の機嫌は、
私が何をどうしてもよくならなかった。
そんなある日
また私への浮気疑惑が出た時に
私の中で何かが崩れました。
彼といた数年間、
彼のために自分がやりたいことを我慢してきて
それなのに
してもいないことで疑われ、
彼の周りに言い振らされ、
もうどうすれば良いのか頭が回らなかった中、
思い浮かんだ楽になれる方法は
自殺
でした。
手首を切って死んでしまえば
身の潔白と、この人のせいにできる。
でも。
私が死んだ後も
私が彼への罪滅ぼしで自殺と言われるかもしれないし
(してない浮気を罪と言われたのでね)
手首切るの痛いし、
まだやりたいことあるのに
死にたくない
って、この人に嫌われたくないから死ぬっておかしいし
そもそも私とこの人は合わないんだから
別れてもおかしくないし。
って、相手から嫌われることを恐れてたけど
私はこの人のこと、本当に好きなんだろうか?
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彼から逃げてからひと月くらいは
自分が今、何を感じているのかわからない状態で。
何が美味しいのか
どこに行きたいのか。
まるで色がない。
そんな世界でした。